当製品は、冷却ファンの回転数を落として静音化を図るツールです。
一般的に、メーカー製PCのCPUクーラーや、CPUに付属されている「リテールCPUクーラー」と呼ばれるもの、自作PC用に作られた高性能ファンは、周囲の温度が上昇してもしっかりと冷却できるよう、ある程度余裕を持たせた
設計となっています。なぜならば、熱暴走という最悪な事態を避けるために、家庭内で使う場合にも安定して動作し、業務用で24時間動かし続ける用途でも安定させなければならないからです。
周囲の温度が低くてCPUの温度が十分平常値となっている場合、もしくはケースファンなどを組み合わせて外部の冷気を取り込み、ケース内に熱がこもらないPCの場合は、CPUは十分冷えているのに、さらに無駄に冷やすことになります。CPUというものは、冷やせば冷やすほど速く計算できたり安定したりするものではなく、各CPUの規定温度以下ならば全く同じ動作をします。
では、騒音を減らしつつ温度も平衡させ、どこまで回転数を下げることが出来るのか、調査してみます。
さっそく当社で実験してみました。

実験に使用したファンは、CPU購入時に付属されているリテールファンと、ARX製ACC5050VHZで、実験中はCPU使用率を100%にした状態で数分間放置し、計測した値をまとめたものです。
この結果、ファンスピードを30%〜40%に落としても、CPUクーラーのヒートシンク温度は3〜4℃(ARX製ファンの場合)上昇する程度で、問題なく使用できました。
つまり、CPU温度が一定値以下に保たれていれば、一生懸命ファンを回してCPUを冷やしても、動作上はほとんど意味がありませんし、騒音を発生するというデメリットも出てきます。たとえるならば、寒い真冬の時期にわざわざ部屋でエアコンのクーラーをかけているような状態です。おもいっきり無駄ですよね?
PCの冷却ファンとは、コンピュータが劣悪な環境に設置された場合でも熱暴走しないように、かなりの余裕(マージン)がとられています。そのマージン分を削るために必要となるものが当製品です。回転数を落とせば、その対象となったファンの風量が減り、騒音を抑えることが出来ます。
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